楽しい子育て 発信 「たいようのえくぼ」創立10年祝う


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 【浦添】子育てに役立つフリーマガジンの発行などを行うNPO法人たいようのえくぼ(保志門るり江代表、浦添市)が今年11月に発足10年を迎える。22日には浦添市のてだこホール市民交流室で創立10周年記念パーティーがあり、協賛企業や支援者、メンバーである“えくぼママ”の家族、元メンバーら約140人が活動を振り返り、節目を祝った。

たいようのえくぼの10周年記念パーティーで、マグロの解体ショーに瞳を輝かせる子どもたち=22日、浦添市てだこホール市民交流室

 保志門代表は「道具も資金も事務所もないゼロからのスタートで、10年続けてこられたのは奇跡のよう。支えていただいた皆さんのおかげだ」と感謝し、「『沖縄の子育てをもっと楽しく』をモットーにこれからも活動を続けていきたい」と決意を込めた。

 あいさつで浦添市の松本哲治市長は、子育てを支える継続的な取り組みを評価した上で「20年、30年と続けてほしい。子育ての楽しさや面白さを伝えるえくぼの活動をサポートできる街でありたい」と述べた。パーティーではマグロの解体ショーなどもあった。

 たいようのえくぼは2008年、「子育てフリーペーパーを作ろう」というSNSの呼び掛けで集まった女性たちで活動をスタートした。

 09年4月に第1号を創刊し、現在は年3回、約3万部を発行しているほか、子育て世代が悩みを共有したり楽しめたりするイベントなどを開催している。