教育

SNSのハラスメント モバイルプリンスの知っとくto得トーク[56]


モバイルプリンス

 

財務省の事務次官のセクハラ疑惑が大きく報道されている。これは国のお金を管理する財務省の一番えらい人が、取材で付き合いのあるテレビ朝日社員の女性に、嫌がる言葉や汚い言葉を使って嫌がらせをしていたのでは?という疑惑だ。

こうしたセクハラは立場の弱い女性が被害を受けることが多く、今までは傷ついても誰にも言えないような状況だった。

しかし、昨年からアメリカを中心に「#MeToo(私も)」という運動が広がってきている。

これは勇気を出してセクハラ被害を名乗り出て、セクハラのない社会を作っていこうというものだ。

 


そうなんですね
 


モバイルプリンス

 

こうしたMeToo運動もあったため、今回のセクハラ疑惑は大きな関心を集めた。財務事務次官のセクハラ音声を週刊誌がスクープしたが、事務次官本人は「誤解だ」とセクハラを否定。そして、テレビ朝日社員女性の情報もプライバシーを守るために明らかにされていない。

外部から見ると、本当は何が起こったのかが分かりにくいのが現状だ。それでも「被害者は名乗り出るように」と圧力をかけるような対応をした財務省も、セクハラ被害を訴えたにも関わらず報じようとしなかったテレビ朝日側にも問題があるため、組織や会社がセクハラにどう対応するかを考えるきっかけになると思う。

 


自分たちならどうするか、そう考えることが大事ですね
 


モバイルプリンス

 

こうした問題が報じられた時に私たちがまず取るべき行動は、「こいつが悪い!」と決めつけるのではなく、自分たちの身近にあるセクハラについて考え、自分が加害者にもならないよう、また組織で発生した時に被害者に配慮した対応ができるように気をつけることだ。

しかしネットでは早速「こいつが悪い!」と勝手に裁判をはじめる人たちが出てきている。

さらには「今回のセクハラは事務次官を罠にはめた」「セクハラされた女性にも問題がある」と被害者を責める書き込みもわんさか出てきている。

 




イラスト・小谷茶(コタニティー)



ひどいですね
 


モバイルプリンス

 

さらには、被害者とされるテレビ朝日社員の女性の名前・顔写真をネットに貼り付け、拡散させる人たちもいる。

こうした行為は、明らかなハラスメント(嫌がらせ)で、この人たちにセクハラ問題を語る資格はない。

こうした書き込みを見かけても、被害者を傷つけるだけなので絶対に拡散しないようにしよう。

 




【プロフィル】

 モバイルプリンス / 島袋コウ 沖縄を中心に、ライター・講師・ラジオパーソナリティーとして活動中。特定メーカーにとらわれることなく、スマートフォンやデジタルガジェットを愛用する。親しみやすいキャラクターと分かりやすい説明で、幅広い世代へと情報を伝える。

http://smartphoneokoku.net/