「すごい」「感無量」 新垣比菜選手初V 関係者が祝福の声


この記事を書いた人 琉球新報社
第31回ダイキン・オーキッドレディストーナメント最終日、1番ホールでティーショットを打つ新垣比奈=3月4日午前、南城市の琉球GC(大城直也撮影)

 女子プロゴルファーの新垣比菜選手(19)=沖縄県・興南高出=が、サイバーエージェントレディストーナメントでツアー初優勝を果たした。プロ1年目の快挙に、所属していたクラブの後輩や幼い頃を知る周囲の関係者から祝福する声が相次いだ。

 高校の後輩、仲田葵さん(17)=興南高2年=は、新垣さんの最終ラウンドをネット動画で視聴した。土壇場での逆転劇に「3月のダイキンオーキッドでも一緒にプレーして、お姉ちゃんみたいな感じだった。ラウンドではずっと落ち着いていて(ボギー先行にも)あまり様子が変わったようには見えなかった。リカバリーもすごくてさすが」と感心し、初制覇を喜んだ。

 所属クラブの後輩で、日本代表にも選ばれている佐渡山理莉さん(17)=名護高3年=は「(新垣選手は)かなり負けず嫌い。しっかり決めるところを決めたのはすごい」と評価する。プロ志望の佐渡山さんは「小さい頃からずっと一緒に練習してきた人が優勝して、自分でもできるのではないかと励みになった」と話した。

 県ゴルフ協会の前会長で、比嘉良雄さん(82)は「小さいときは大会で負けてわんわん泣いていた。その子がすくすくと成長しての優勝。感無量だ」と喜んだ。