校歌探訪 宮古島市立東小学校


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎

 宮古島市の市街地から少し離れた場所に位置する東小学校。校舎の裏手には旧平良市時代に整備された「学びの森」がある。校歌1番の冒頭で「緑の松の 梢をわけて 風さわやかに 吹き渡る」と歌われており、揺れる木々と野鳥の鳴き声など豊かな自然に包まれる。
 東小は1990年に開校。2018年度の全校児童数は493人で、市内では3番目の規模だ。同校の「頭をきたえ 心をみがき 体をつくる」との学校教育目標に呼応するように、歌詞にも「知恵をみがく」「心やさしく 声かけあって」「体をきたえ」と歌われる。また、校歌には「世界にはばたく東小」の副題が与えられており、最後の一節はこの言葉で締めくくられている。濱川宗和校長は1番の「明るいひとみ 希望にあふれ」という歌詞に、「子どもたちが夢や目標を持つための意欲を高揚させる力を感じる」という。「自分の目標のために、行動を常に振り返って次に生かすようにと、児童たちの気持ちに訴えるようにしている。夢、目標への原動力が希望だと思う」と語った。作詞・松原清吉、作曲・伊志嶺朝次