外観照明、鮮やかに 琉球新報、泉崎新本社で業務開始


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帆船をイメージした琉球新報新本社ビル=7日夜、那覇市泉崎(花城太撮影)

 琉球新報社は7日、沖縄県那覇市泉崎の新本社ビルで業務を開始した。同日夜には外観照明の点灯式が行われ、国際通りの南端に赤と青に彩られた“琉球帆船”が浮かび上がった。

 帆船に見立てたビルの照明演出は赤系統と青系統の2種類があり、1時間おきに変わる。赤系統は橙色がかった色味で力強く前進する帆船を、青系統は沖縄の美しい海と空をそれぞれイメージした。

 照明演出を手掛けたのは、東京スカイツリーの照明も担当した、シリウスライティングオフィス代表取締役の戸恒浩人さん(43)。点灯式であいさつした戸恒さんは「国際通りはエネルギーとパワーの発信地だ。夜空に浮かぶ帆船が新たなランドマークになることを願っている」と期待を寄せた。

 琉球新報社の富田詢一社長は「外観照明の点灯でビルに魂が吹き込まれた」と述べ、今後も情報だけでなく伝統芸能や文化の発信拠点として努めていく意欲を見せた。琉球新報社の印刷局と新聞博物館は、那覇市天久の旧本社ビルで業務を続ける。