【中国時報】母校に10年ぶり馬前総統が訪問 100周年を祝う


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 桃園の石門小学校で4月28日、百周年を祝う記念式典が行われ、前総統の馬英九が同校の卒業生として参加した。馬英九は、1958年に石門水庫建設委員会に任職した母親とともに台北から龍潭へ引っ越し、石門小学校の2年甲組で1学期を学んだ。90周年式典以来、10年ぶりの母校訪問となった。

 馬英九は「同級生の多くが客家(はっか)の花布で包まれた荷物を学校に持ってきていた。通学路にはよく蛇が出没した」と当時を振り返った。台北に戻る時はいつも、同級生から大瓶に入った黑松汽水(ソーダ水)を頼まれたという。その後、理由が空き瓶を水筒代わりにするためだと知ったという。

 馬英九は当時、母親と住んでいた石管局の宿舎で「桃花源記」を暗唱したことを、今でも鮮明に覚えているという。今回の式典には、歴代校長や卒業生らが参加。全員で記念撮影を行ったほか、1年生による祝賀の詩歌が披露された。