「BAKI柄」アートが完成 国頭 辺土名大通り飾る


この記事を書いた人 琉球新報社
幾何学模様の作品と、作者のBAKIBAKIさん=国頭村辺土名大通り

 【国頭】国頭村辺土名大通りでこのほど、通りに面した園原實国頭村教育長宅駐車場ガレージの壁とドアに、アーティストで大阪府在住のBAKIBAKIさんによる「BAKI柄」アートが完成した。車や歩行者から目に付きやすい場所に描かれているとあって、立ち止まって見学する人も多く見られる。

 BAKIBAKIさんは、独自の幾何学模様を空間や物に施すことで、その場に生まれるコミュニケーションをテーマにライブペインティングや壁画、ワークショップを中心に国内外で活動している。

 きっかけは、2017年12月から18年1月まで、大宜味村立旧塩屋小学校を主会場に開催された「やんばるアートフェスティバル」。関係者らが辺土名大通りでのイベント開催を提案、その結果、辺土名サテライトとして、若手らへ辺土名大通りを開放したところ、4組のアーティストやフォトグラファーが参加した。そのオープニングイベントとして、昨年12月「BAKI柄」の一部作業が行われ、3月に完成した。

 BAKIBAKIさんは「今回、このような機会が与えられうれしく思う。辺土名のメイン通りの風景に溶け込みつつ、地域の人々に長く愛されてほしい」と話した。

 アートイベントなどの問い合わせはQuantum Leaps Complex Office 久保勇人さん(電話)090(1888)2002。イベントの内容は、フェイスブック「Hentona Lounge」で発信している。
(新城高仁通信員)