沖縄県知事候補 来月上旬にも 自民選考委、月内で4人程度に


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 自民党沖縄県連の知事選候補者選考委員会(国場幸一委員長)は20日、那覇市の県連事務所で3回目の会合を開き、次回の委員会幹事会で候補者を4人程度に絞り込むことを確認した。会合の後、照屋守之県連副会長は記者団に対し「出たい人も出したい人も含めてトータルで絞り込んでいく」との考えを示した。

 県連幹部によると、選考委員会には自薦他薦合わせて15人程度の候補者が上がっている。月内に候補者を4人程度に絞り込み、6月上旬をめどに候補者を決定したい考え。候補者の絞り込みは幹事会で行う。

 一方、19日から来県している菅義偉官房長官は20日、知事選の争点について記者団に「地域の経済発展や住生活の向上といった身近な問題が争点になるだろう」と語り、基地問題よりも経済振興が争点になるとの認識を示した。菅氏は19日に自民県連幹部と意見交換した際、「自民、公明、維新が賛同する候補者が出来上がればいい」と語っていた。候補者選考作業については「現時点で予断を与える発言は控えたい」と述べるにとどめた。

 菅氏の発言を踏まえ、国場委員長は20日、記者団に対し、自民、公明、維新が賛同する候補者を選ぶことは「私どもの方針に最初から入っている」と語った。国場氏と一緒に記者の質問に答えた照屋氏は「保守中道含めて対応していく。いろんな連携を取って絞り込んでいくことになる」と話した。