【中国時報】旧台南測候所、修理で閉館へ 120年事業終了後


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 国指定古跡の「旧台南測候所」は120年を迎え、祝賀会を開く予定だ。中央気象局によると、旧台南測候所は、2016年の美濃地震で壁や灯台部分に損傷が見られたという。幸い、その後の地震による被害はない。120周年記念事業終了後に閉館し、修理をすることとなった。修理は200日を予定していることから、閉館前に古跡ツアーを呼び掛けるなど、多くの参観を呼び掛けている。

 旧台南測候所は、日本統治時代に建てられた観測所で、台湾最古の気象建築である。建物構造は非常に特殊で、18の壁面からなり、中央に高い塔が立っていて、世界でも希少だという。立地場所は、昔の「鷲嶺台地」で、台南府城の頂上に位置している。中央に白い巨塔があることから、古くからの地元民は「胡椒管」と呼んでいるという。