【中国時報】「詩人の故郷」に新名所 誠品書店が花蓮進出


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 今年2月にマグニチュード6・2規模の強い地震が花蓮を襲った。多くの観光客の悲嘆する声が聞こえてきたが、それでも花蓮はどうにかして美しい山や水といった景観を取り戻そうと努力してきた。さまざまな方面で花蓮の自然を取り戻そうとする支援活動などが行われてきたが、現在では花蓮に新たな「風景」が加わるまでになった。それは、誠品書店の花蓮進出である。

 誠品生活グループが花蓮の地に新たな歴史の一ページを開いたのだ。天空海闊な花蓮は「詩人の故郷」としてよく知られている。詩人の故郷である花蓮で、ぜひ「創作の美」を堪能してほしいと、5月24日に誠品書店が試行営業を実施し、26日に正式オープンする。

 「誠品生活花蓮遠百店」は、作家の楊牧、陳克華など50人以上の作家の作品を並べ、花蓮文学の集大成を提示する。また、個人出版者からなる「独立出版連盟」の専用コーナーを設け、豊富で多様な台湾の出版本を読者に提供する。「誠品生活採集×花蓮」の特設コーナーでは、伝統工芸と文化創造の対話による「花蓮の美」を表現する。