オスプレイ豪墜落 原因は「ダウンウォッシュ」 小野寺防衛相、機体欠陥は否定 米側から連絡


この記事を書いた人 Avatar photo 玉城江梨子
小野寺五典防衛相

 【東京】小野寺五典防衛相は22日の閣議後会見で、昨年8月にオーストラリア沖で発生した米軍普天間飛行場所属のMV22オスプレイ墜落事故の原因について「事故機自体からの吹き下ろし、ダウンウォッシュの影響により事故が発生したと承知している」と説明した。

 米側から事故調査報告書について連絡を受けたことを明らかにし「機体の欠陥による発生ではない」との見解を示した。

 ダウンウォッシュは、回転翼が作り出す吹き下ろしの気流を指す。事故機は当時、沖合で揚陸艦グリーンベイへの着艦に失敗して海中に沈み、3人が死亡した。

 防衛省は陸上自衛隊にオスプレイを導入する計画を進めている。会見で小野寺氏は「同型機を導入する予定なので、事故原因について米側からの情報を受けながら、しっかりとした備え、対応をしていく必要がある」と述べた。【琉球新報電子版】