県民目線 地域に密着 琉球新報 新本社ビル落成式典


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新本社ビルの船出を祝い、テープカットする翁長雄志知事(左から5人目)や城間幹子那覇市長(同3人目)ら=25日夕、那覇市泉崎の琉球新報社

 琉球新報新本社ビル落成式典が25日、那覇市泉崎の琉球新報社で行われ、県内外から多くの来客が訪れた。午後5時から1階の公開空地で開かれたテープカットでは「1歩、2歩、新報」の掛け声でテープが切られ、新たな船出を祝った。

 テープカットには本社の富田詢一社長のほか、翁長雄志知事、城間幹子那覇市長、金秀建設の呉屋守孝社長、県出身の女優・比嘉愛未さん、泉崎1丁目自治会の呉屋民子さん、開南小学校児童会の兼島向日葵さんらが参加した。「首里城下にチョウを翔ばそう会」の協力によるオオゴマダラの放蝶(ちょう)もあり、125匹が放たれ、那覇の空を舞った。

 式典で翁長知事は「地域に密着し、沖縄の情報や文化、芸能の発信拠点として末永く県民に愛され、今後、さらなる飛躍につながるよう期待している」とあいさつした。富田社長は「いついかなる時でも市民、県民、国民の目線で権力を監視し、言論で闘う。これが新聞発行における原点だ。全社員が一丸となって仕事に取り組みたい」と語った。