高校生バンドGP懸け対決 本選向け先輩指導 沖縄市音市場きょう6組出場


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26日の「バンドインターハイ」に出場するコザ高校の生徒らと、技術指導した読谷村出身のインディーズバンド「P―fam」メンバーら=22日、沖縄市の同校

 【沖縄】高校生バンドを応援する「バンドインターハイ」(バンハイ)が26日午後1時から、沖縄市のミュージックタウン音市場で開かれる。予選を勝ち抜いた6組の高校生バンドがグランプリを目指し、熱い音を響かせる。開催を前に22日、読谷村出身のバンド「P―fam」(ピーファム)が沖縄市のコザ高校を訪れ、本選に出場するコザ高校生のバンド「しいたけ±K」らに演奏技術やライブでの盛り上げ方法などを指導した。

 今年2回目となるバンハイ。当日の来場者投票でグランプリに選ばれたバンドは、午後4時から同会場で開かれる「第18回沖縄音楽市」に出場できる。若手ミュージシャンの登竜門とも言われる音楽市には、P―famや、ひぇあふぉうなど6組が出場する。

 両イベントを主催するミュージックタウン音市場は、本大会からバンハイ本選出場の全バンドに技術指導を実施するプロジェクトを企画した。高校生の技術底上げや音楽を純粋に楽しんでほしいという思いだ。

 この日は、「しいたけ±K」に加え同校の軽音楽部員も参加。「表情をつくるだけで声も大きくなる」「お客さんと一体感をつくれるよう目指して練習しよう」などP―famメンバーからのアドバイスがあり、1時間の練習を終えた。

 P―famのベース、しょーやおぢさんは「周囲への感謝も忘れず、目いっぱい楽しんでほしい」とエールを送った。「しいたけ±K」のボーカルを務める安村妃良梨さん(17)=2年=は、ライブに臨む心意気や盛り上げ方などを熱心に聞いた。安村さんは、「お客さんも自分たちも楽しめる最高のライブにしたい」と本番に向け意気込んだ。

 バンハイは入場無料。午後4時からの沖縄音楽市は当日券2千円、高校生以下無料。問い合わせは音市場(電話)098(932)1949。

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