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城間、無差別制す 団体は中農V 県高校総体・相撲

無差別級決勝 仲里隆治(右)を押し出す城間瑠正=26日、うるま市具志川ドーム(古堅宗陽撮影)

 全国総体出場が懸かる無差別級。出場選手全員が気合を入れて臨む中、中部農林主将の城間瑠正が頭ひとつ抜けた安定感のある押し相撲で頂点に立った。入学時から県内外の大会で活躍してきた城間だが、意外にも本大会は初優勝。「リラックスして自分の相撲が取れた満足いく試合だった」と団体でも強豪校をまとめている責任感の強さをうかがわせた。

 押し相撲の威力を見せた城間だが、大会1週間前は小学校から続くぜんそくで体調を壊し、「感覚が戻らずギリギリの状態」だった。だが、中学校の恩師や小濱寿監督から、気負いすぎず、笑顔を忘れないようにと助言を受け、落ち着いた。常に立ち合いから主導権を握り、決勝戦の相手、仲里隆治(中部農林)が「対策どうこうより、今回は瑠正との力の差を感じた」いうほど、円熟味さえ感じさせる相撲だった。

 心身のハンディも冷静な精神力で乗り越える強さに、小濱監督も「瑠正は3年から主将になって人間的にも成長し、部の中心となっている」と評価する。

 城間は団体との2冠を達成。日程最初の団体戦は「まだ気持ちが乗ってこない自分を皆が引っ張ってくれた」と頼もしい仲間をたたえた。

 今夏の総体は3年間の集大成となる。「チームを引っ張っていくが、自分1人でなく皆で戦う。チームはいい雰囲気。九州、全国もしっかり挑む」と仲間と一丸になって県外の強豪に挑む。

 (嘉陽拓也)