廃校を高齢者の居場所に 開所記念ライブ、にぎわう


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開所記念グループホーム国頭ライブでコラボするチアキさんとコンフント・アレグリア=13日、国頭村の辺野喜区公民館

 【国頭】廃校となった国頭村立佐手小学校辺野喜分校を利活用し、介護サービスやんばる(山川勇代表取締役)が福祉施設「グループホーム国頭」と「トレーニングリハビリ国頭」を開所した。今年3月から「通所介護(デイサービス)」を、5月からは「認知症対応型共同生活介護(グループホーム)」を実施している。開所を記念したライブが13日、同村の辺野喜区公民館2階ホールで開催された。

 ライブには、しゃかりのチアキさん、「コンフント・アレグリア」(バイオリン・くによしさちこ、パーカッション・玉城チコ、キーボード・白川ミナ)、和太鼓の永山流太鼓塾のほか、グループホーム国頭・デイサービスおおぎみの職員らも出演。村内外から約100人が会場に足を運び、多彩な音楽のライブを楽しんでいた。

 ライブでは、チアキさんとコンフント・アレグリアのコラボもあった。

 グループホーム国頭管理者の山川明さんは、施設職員や音楽仲間と一緒に演奏を披露。「やんばるのために福祉の仕事をやりたいと思い、国頭のこのような場所で仕事をすることができて光栄に思います。職員一同、一生懸命頑張っていきます」とあいさつした。

 出席した宮城久和国頭村長は「廃校利活用について、地域との行政懇談会で要望が多かった福祉施設が2年間かけて実現して良かった。高齢者が地域で安心して暮らせるようにこれからも行政として支援していきたい」とあいさつした。 (新城高仁通信員)