砕石投下作業続く 市民らカヌー8艇で抗議


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砕石を投下する作業が続く中、海上保安官に語りかける抗議活動参加者=7日午前、名護市辺野古の大浦湾

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設工事で、沖縄防衛局は7日も引き続き海上で工事を続けた。

 フィリピンの東海上にある熱帯低気圧が発達して台風になると予想されているため、建設に抗議する市民の中には、防衛局が台風接近に備えて作業を中止するのではないかという見方もあったが、7日午前中は最近数日間と同じくK4護岸の先端に砕石を積んで延ばしていく作業が続けられた。

訓練のために沖合に向かう米海兵隊の水陸両用車=7日午前、名護市辺野古

 容赦なく照りつける太陽の下、市民らはカヌー8艇と抗議船2隻で海上抗議を続けた。海上保安官が「暑いので体調管理気をつけてください」と声を掛ける場面もあった。

 辺野古の海岸周辺では米海兵隊の水陸両用車が訓練のために沖合に向かうのが確認された。【琉球新報電子版】