工事進む辺野古の海 「美ら海を壊すな」 市民ら抗議の声


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K4護岸を固定するために被覆ブロックを設置する工事車両=13日、米軍キャンプ・シュワブ沿岸

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設予定地では13日、埋め立て区域南側を覆うK4護岸を固定するための被覆ブロックの設置作業など計3カ所で工事が進められた。

 午前8時ごろには石材を積み込んだ台船が、海上からK9護岸方面に向けて石材を運搬する様子が確認された。

 工事に反対する市民らはカヌー14艇、抗議船4隻で「美ら海を壊すな」「戦争につながる基地を造るな」などと抗議の声を上げた。

 海上保安庁のゴムボートは、台船に近づこうと試みる抗議船の進行方向を阻むなどした。

 抗議船の船長は「沖縄防衛局は砕石投下のペースを緩めると話していたが、依然速いままだ。環境保全措置もきちんとできていない」と不快感を示した。【琉球新報電子版】