社会

台風6号、3人けが 伊江で突風62メートル 伊是名404ミリ、記録的大雨

大雨で冠水した伊是名村勢理客公民館前=16日午前11時半ごろ(比嘉靖通信員撮影)

 台風6号は16日、猛烈な雨を降らせながら先島地方から沖縄本島地方を通過し北上した。気象台によると、最も風が強かった伊是名村で最大風速22・8メートル、最大瞬間風速30・6メートルを記録した。突風が吹いた伊江村の観測装置では最大瞬間風速62・1メートルを記録した。強風にあおられ、伊江村で女性2人、八重瀬町で男性1人の計3人が骨折や打撲のけがを負った。県内各地で大雨となり、沖縄気象台は伊是名村で50年に一度の記録的な大雨となったと発表した。24時間雨量は伊是名村で404・5ミリ、粟国村で309ミリを記録し、いずれも観測史上最大。16日午前に国頭村宇嘉の国道58号で土砂崩れが発生して道路をふさいだ。

 16日の最大24時間雨量は国頭村奥で323・5ミリ、国頭村比地で262ミリを記録し、いずれも6月の観測史上最大。県内各地で土砂崩れや道路の冠水が発生し、床下・床上浸水や車両の横転、車の立ち往生も確認された。

 八重瀬町安里の資材置き場では、作業員男性(34)が強風にあおられて転倒した高さ3メートル、幅50センチ、重さ5キロのアルミ製パネル10数枚の下敷きになった。男性は左肩を骨折した。

 うるま市の宮里公民館横のゲートボール場では、高さ約2メートルの石積みが雨のため崩れ、道路をふさいだ。

 県によると避難所が県内29カ所に設置された。本紙取材によると16世帯20人が避難した。住宅被害は午後7時現在で11棟(11世帯14人)。2棟(2世帯4人)が床上、9棟(9世帯、10人)が床下浸水だった。

 宮古島市では全世帯の約6割に相当する1万3900世帯が15日午後11時26分から16日午前1時5分まで一時停電した。原因は調査中。16日は名護市や宜野座村など6市村で計2130世帯が一時停電した。

 沖縄自動車道は一時、許田インターチェンジ(IC)~那覇IC間で走行速度を時速50キロに規制した。北部国道事務所は国道58号の国頭村宜名真~与那間を一時、通行止めにした。



関連するニュース







  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス



  • 会員制サービス






  • 他のサービス