潜在待機児童1487人 沖縄県内、4月時点速報値


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 特定の保育所の利用を希望しているなどとして待機児童に計上されない「潜在的待機児童」は、4月1日時点の速報値で沖縄県内20市町村の1487人に上ることが20日、分かった。同時点の待機児童は1884人で、計3371人が希望したにもかかわらず認可保育所に入所できなかったことになる。

 県議会代表質問で赤嶺昇氏(おきなわ)に県子ども生活福祉部の大城玲子部長が答えた。県子育て支援課によると、潜在的待機児童数は昨年度より100人減少した。待機児童として外された理由として最も多かったのは、特定の保育所のみを希望しているためで962人だった。

 最も多かったのは浦添市で205人、次いで豊見城市180人、那覇市178人、うるま市176人、沖縄市156人。大城部長は潜在的待機児童も含めて2019年度末までの待機児童解消を図る考えを示した。