12月開館向け 本の梱包進む 沖縄県立図書館、泉崎へ


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引っ越し作業が始まり、フロアには蔵書の入った大量の段ボール箱が積み上げられた=21日午後、那覇市寄宮の県立図書館(大城直也撮影)

 沖縄県那覇市泉崎の旭橋再開発事業地区にできる新館に移転する市寄宮の県立図書館では、移転に向けた引っ越し作業が進められている。本の梱包(こんぽう)作業が19日から始まり、21日までに蔵書約85万冊のうち、約11万冊の箱詰めを終えた。6千箱ほどの段ボールがフロアを覆い尽くしている。

 新館は12月の開館予定。9月の搬入に向け、職員らが通常業務と並行して図書の分類分けなどの作業に追われている。同館の仲尾涼子さん(37)は「数十年に一度のイベントに携わることができて光栄。皆さんがワクワクするような図書館をつくりたい」と笑顔を見せた。