甲子園出場を駆けた熱戦、開幕 第100回全国高校野球選手権記念沖縄大会


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選手宣誓をする北部農林主将の岸本宗太=23日午前、沖縄市のコザしんきんスタジアム

 第100回全国高校野球選手権記念沖縄大会の開会式は23日、沖縄市のコザしんきんスタジアムで行われ、全国に先駆けて甲子園出場を懸けた高校球児の夏が始まった。今年は過去最多の65校65チームが出場する。

 開会式ではコザ高校吹奏楽部の演奏とともに隊列を整えた各校が元気よく入場した。前回大会で優勝した興南の主将・仲村匠平が優勝旗を返還した後、大会長の岩崎勝久県高野連会長が球児らへ、本大会に向けた思いを「初戦からぶつけてください」「平和の時代に思う存分、野球ができることを幸せに感じ、プレーしてほしい」と、エールを送った。

 選手を代表して北部農林高校野球部の岸本宗太主将が、第100回記念で、平成最後となる夏の甲子園を目指し「新たな時代の先駆者として節目の大会にふさわしく、全身全霊、力の限り戦い抜くことを誓います」と宣誓した。

 その後、日本高野連から地方大会の運営や選手育成に尽力した宜野座嗣郎氏(第11代県高野連会長)と、野球部員の育成に貢献したとして育成功労賞を受けた新垣清貴氏へ伝達表彰が行われた。

 1回戦第1試合は午前10時半開始予定。始球式は元広島カープ投手の安仁屋宗八氏と、社会人野球のエナジック硬式野球部監督の石嶺和彦氏が行う。【琉球新報電子版】