泡盛出荷13年連続減 17年度酒類課税 ビールは微増


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 沖縄国税事務所は25日、2017年度に沖縄県内の酒造会社が出荷した酒類の課税状況を発表した。全酒類の課税出荷量は前年度比3・9%減の6万6783キロリットル、酒税額は同3・3%減の100億6300万円となり、ともに前年度を下回った。

 酒類別では、ビールは出荷量が同0・8%増の2万4958キロリットルで、酒税額は同0・7%増の45億2400万円だった。微増ではあるが6年連続の増加となり、回復傾向にある。

 泡盛は出荷量が同5・8%減の1万8244キロリットルで、酒税額は同6%減の36億4700万円だった。出荷量は13年連続の減少となった。県内向け出荷量は同5・7%減の1万4316キロリットル、県外向けは同6・1%減の3928キロリットルだった。県内向け出荷量は2年連続、県外向け出荷量は5年連続減少した。清酒やウイスキーなどを含む「その他の酒類」は、出荷量が同7%減の2万3582キロリットルで、酒税額は同6・8%減の18億9300万円となり、4年連続の減少となった。