5月入域観光客83万人 県内、55カ月連続最高


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多くの観光客でにぎわう国際通り=那覇市

 県文化観光スポーツ部は26日、5月の入域観光客数の概況を発表した。入域観光客数は前年同月比12・2%増の83万900人となり、55カ月連続で単月の過去最高を更新した。麻疹(はしか)流行の影響で旅行のキャンセルなどがあり、観光客の減少が懸念されたが、クルーズ船の寄港回数が増加したことなどで68カ月連続で前年同月を上回った。

 国内客は前年同月比1・8%減の51万4600人だった。団体旅行が好調で離島への直行便があった関西方面は前年を上回った。ゴールデンウイークの休日減少や、はしかによる個人旅行のキャンセルなどがあったことから、東京や福岡、名古屋方面などの入域観光客は減少となった。外国客は、5月のクルーズ船寄港回数が単月で過去最多の47回に上ったことなどから、同45・9%増の31万6300人となった。台湾や韓国、中国本土などで増加した。はしかが流行している沖縄以外へ案内する旅行商品が出た香港は前年同月を下回った。