宜保安孝氏が出馬へ 豊見城市長選 保守系選考、要請受諾


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 宜保 安孝氏

 【豊見城】10月14日投開票の豊見城市長選挙で、現職の宜保晴毅氏の後援会を4月に退会した11人の市議らでつくる保守系の選考委員会(委員長・島袋大県議)は26日、市議会議員の宜保安孝氏(41)を市長選に擁立することを決め、出馬を要請した。安孝氏は出馬要請を受諾した。

 安孝氏は琉球新報社の取材に対し「市民のために出馬を決断した。市政の安定を目指し、全力を尽くしたい」と述べ、出馬することを明らかにした。

 選考委の島袋県議は「安孝氏の若さと行動力で、市のさらなる発展を目指してほしい」と話した。

 一方で、現職の宜保晴毅氏も出馬に意欲を示している。島袋県議によると、選考委は今後も保守系候補一本化に向けて協議を継続する。市政野党も候補者選考を進めており、三つどもえとなる可能性もある。

 宜保安孝氏は1977年5月20日生まれ。市上田出身。沖縄尚学高校卒。飲料水製造会社の代表などを経て2011年に市議会議員に初当選し、現在2期目。豊見城市子ども会連合会副会長と、伊良波幼稚園・小学校のPTA会長も務める。5月まで市PTA連合会会長も務めた。