【台風7号】1日暴風域を伴い沖縄地方にかなり接近


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
台風7号の予想経路図(29日午後3時現在、気象庁のホームページより)

 台風7号は29日午後3時には、沖縄の南をゆっくりした速さで西へ進んでいる。

 台風は30日(土)には沖縄地方に接近し、7月1日(日)は暴風域を伴って、午前6時から正午までに最接近する見込み。その後東シナ海を北上する。

 沖縄気象台によると、沖縄本島地方で30日には強い風、7月1日には猛烈な風が吹く見込みで、暴風への厳重な警戒を呼び掛けている。7月1日には台風の進路や発達状況によっては警報級の大雨になる恐れがある。大東島地方と先島諸島では、6月30日から7月1日は強い風が吹くが、暴風域内には入らない見通し。

 さらに沖縄本島地方の沿岸の海域では30日はしけ、7月1日には大しけとなる見通し。うねりを伴った高波への警戒も呼び掛けている。

 沖縄気象台は大潮の時期にも当たり、進路や発達状況では7月1日には高潮警報を発表する可能性もあるとしている。暴風や高波による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒、注意し、防災・減災に向け、早めの台風対策を呼び掛けている。

 沖縄気象台によると、台風7号の中心の気圧は998ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。発達しながら次第に北よりに進路を変える見込み。

 30日までに予想される最大風速(最大瞬間風速)は沖縄地方18メートル(30メートル)、奄美地方15メートル(25メートル)、30日までに予想される波の高さは沖縄地方5メートル、奄美地方4メートルとなっている。【琉球新報電子版】