美ノ海、故郷に錦 市役所や介護施設訪問


社会
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美ノ海と記念写真を撮る施設利用者ら=29日、宜野湾市大山の介護支援センター「さんだん花」

 【うるま・宜野湾】うるま市出身で新十両昇進を果たした美ノ海(本名・木崎信志)さん(25)が29日、島袋俊夫市長を表敬訪問した。美ノ海は「プロ入りし、周囲の人だけでなく地域の人にも応援してもらえるようになった」と笑顔を見せた。

 島袋市長は「市内には沖縄県内唯一のドーム内土俵がある。ぜひうるま市のドームに巡業で来てほしい」と期待。美ノ海は「まずは入幕を目指したい」と力強く語った。

 市長表敬後、親戚が職員を務める宜野湾市大山の介護支援センター「さんだん花」を訪ねた。70代から100歳を超える利用者約65人と、握手や記念撮影して交流した。

 利用者は「パワーをもらって元気になる」「頑張ってよ。活躍がうれしいさ」と激励した。相撲ファン歴50年という仲里茂雄さん(80)は「相撲は練習も大変。活躍を期待している」と話し、美ノ海とがっちりと握手を交わした。美ノ海は「沖縄の人たちが応援してくれるのはうれしい。次の名古屋場所のエネルギーになった」と振り返った。