【台風7号】沖縄本島と久米島1日昼過ぎから夕方にかけて暴風


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台風7号の経路図(30日午前6時現在、気象庁のホームページより)

 沖縄気象台によると、台風7号は30日午前10時48分現在、沖縄の南を発達しながら北上し、7月1日昼過ぎから夜にかけて沖縄本島にかなり接近する見込み。

 30日早朝の予報の時点より速度を落としており、沖縄本島北部と久米島は30日夜の始め、中南部は30日夜遅くから強風が吹き始める。本島と久米島は1日昼過ぎから夕方にかけて暴風域に入り、1日の夜に暴風域から抜ける。強風の終わりは2日午前中になる見込み。

 宮古島地方、石垣島地方は強風域には入るが、暴風域には入らない見通し。

 最接近は沖縄本島北部と久米島が1日夜、中南部は昼過ぎから夕方にかけて、大東島地方は1日昼前、宮古島地方、石垣島地方は1日昼過ぎから夕方にかけての見込み。

 大東島地方は強風域にも入らないが台風7号と太平洋高気圧の間の気圧の傾きが大きい影響で強い風が吹いている。

 台風7号は30日午前9時には沖縄の南にありゆっくりとした速さで北西に進んでいる。中心の気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルで中心の東側390キロ以内と西側280キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。

 予想される最大風速(最大瞬間風速)は30日が沖縄本島地方と大東島地方が15メートル(25メートル)、先島諸島が13メートル(25メートル)。7月1日は沖縄本島地方が30メートル(40メートル)、大東島地方は15メートル(25メートル)、先島諸島は18メートル(30メートル)。

 沖縄本島地方では台風7号の影響で30日昼過ぎから1時間に30ミリの激しい雨が降り、7月1日は1時間に60ミリの非常に激しい雨が降る見込み。沖縄気象台は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水への注意を呼び掛けている。

 さらに沖縄本島地方と大東島地方では7月1日にかけて、積乱雲が発達し、落雷や竜巻など激しい突風による被害の起こる恐れがある。沖縄気象台は早めの台風対策を呼び掛けている。