至芸419人多彩に 「極の華」公演


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各流会派合同で踊られた打組踊「あやぐ」=30日夜、那覇市泉崎の琉球新報ホール(又吉康秀撮影)

 琉球新報社新本社ビル落成記念公演「おきなわ文化の祭典 大琉球浪漫」の第3弾「流会派の揃い踏み『極の華』」が30日、那覇市の琉球新報ホールで行われた。琉球舞踊の継承と発展を担ってきた家元・会主・師範らによる古典や雑踊、創作舞踊のほか、琉球箏曲斉唱や器楽合奏など多彩な演目が行われた。新ホールの門出を祝い、旧・新報ホールと共に育った実演家419人が、各流会派の枠を超えて共演した。

 琉球古典音楽野村流音楽協会と琉球古典音楽野村流伝統音楽協会による「天川節」「仲順節」の斉唱で、華々しく幕開けした。

 28人の踊り手が出演した女踊り「四ツ竹」では、紅型衣装に花笠(がさ)をかぶった踊り手が四ツ竹を手に祝いの座にふさわしい舞を披露し、観客を魅了した。1965年に開館した旧・新報ホールでは、66年に琉球古典芸能コンクールが始まった。毎年千人余が受験して、多くの実演家を輩出してきた。

◇順延のお知らせ◇
 1日に開催予定の琉球新報新本社ビル落成記念公演第3弾「流会派揃い踏み『極の華』」の2日目は、台風7号接近のため8月11日に順延します。