グアムで県人社長活躍 シーエー社・30歳安里さん 「一番の会社に」


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グアム子会社の社長に登用されて活躍を続ける安里麻美さん=27日、那覇市のシーエー・アドバンス

 インターネット広告事業などを手がけるシーエー・アドバンス(那覇市)がグアムに設立した子会社「シーエーアドバンスグアム」の社長に、那覇市出身の安里麻美さん(30)が就任した。若手ながら社長に登用され、シーエー社の海外拠点を任されている安里さんは「グアムで一番成長して、活躍できる会社になりたい」と意欲を示した。

 シーエー社はインターネット上に掲載される広告の制作や配信などの業務を行っている。2014年にベトナムに子会社を設立しており、今年2月に設立したグアムの子会社が2カ所目の海外拠点となる。グアムでは主に米国向けのインターネット広告を制作している。現地採用の従業員11人が働いており、7月2日からは人員を増やして20人体制となる。

 安里さんは西原高校を卒業し、飲食店などで勤務した後にシーエー社に入った。パソコンの知識や技術は全くなかったと言うが「若い人でも活躍できる社風を知ってチャレンジしたくなった」と語る。インターネット広告の配信や運用を担当し、15年からは業務の責任者に任命された。「未経験だったが仕事をこなしながら多くのことを学んでいった」と振り返る。

 グアム子会社の社長を任されたときには不安もあったようだが「(シーエー社の)社長に背中を押されて、やってみようと決意した」と言う。現在は制作された広告の確認や現場の調整業務などを手がけている。「グアムはインターネット産業が成長過程にある。グアムのインターネット産業を発展させる企業を目指す」と決意を述べた。