【台風7号】沖縄本島地方は1日夜のはじめごろから暴風


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台風7号の経路図(1日午前6時現在、気象庁のホームページより)

 台風7号は7月1日午前3時には沖縄の南にあり、午後には暴風域を伴い、1日夜から2日未明にかけて沖縄地方にかなり接近する。沖縄本島地方は1日夜のはじめごろから暴風が吹き始め、2日明け方にかけて最大風速30メートル、最大瞬間風速40メートルの暴風が吹くことが予想される。沖縄気象台は暴風に対し、厳重な警戒を呼び掛けている。

 台風の最接近は、沖縄本島の中南部・久米島地域が1日夜遅くで北部地域は2日未明になる見込み。大東島地方は1日昼前、宮古島地方、石垣島地方は1日夕方が最接近となるが暴風域には入らない。沖縄気象台は30日午後10時6分、沖縄本島地方に波浪警報を発表した。暴風や高波への注意を呼び掛けている。

 気象庁によると、台風7号は1日午前3時には沖縄の南の海上を時速20キロで北北西に進んでいる。中心気圧は992ヘクトパスカルで、最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートル。大東島地方では気圧の傾きで、30日午後0時51分に最大風速15メートルの強風が吹いた。

 沖縄地方全域の沿岸では、30日からうねりを伴い波が高くなっている。沖縄本島地方の沿岸域では、8メートルの波が予想され、大しけとなる。本島地方では1日夕方から2日朝にかけて、台風の影響で1時間に70ミリの激しい雨が降る見込み。局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降る。

2日午前6時までの24時間に予想される雨量は多いところで200ミリに達する可能性がある。【琉球新報電子版】