オイルフェンスが打ち上げられる 台風の影響か


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 周子
K4護岸上に打ち上げられたオイルフェンス=3日午前、名護市辺野古

【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設工事の護岸建設現場で3日、建設現場の外側を覆うオイルフェンスが、護岸に打ち上げられている様子が確認された。

 台風7号の高波や強風の影響とみられる。

 打ち上げられたオイルフェンスは、埋め立て区域南端を覆うK4護岸に沿って設置されたものと、辺野古崎と沖合の長島付近の間に設置されていたもの。

 K4護岸では、オレンジ色のオイルフェンスが、何重にも折り重なり、護岸の上に打ち上げられていた。

 約20~30メートルの長さに切れたオイルフェンスが、護岸の沖合数十メートルの海面を漂う様子も確認された。

オイルフェンスの修復を試みる工事車両=3日午前、名護市辺野古

 辺野古崎周辺の岩場でも、オイルフェンスやフロートが打ち上げられていた。

 護岸上では、作業員らが重機を使ってオイルフェンスの修復を試みる様子がみられた。3日午前、砕石の投下作業は確認されなかった。
【琉球新報電子版】