安里陣営、決定を批判 自民党県連・県知事選


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 自民党沖縄県連の知事選候補者選考委員会が佐喜真淳宜野湾市長(53)の擁立を決定したことに、既に出馬表明している安里繁信氏(48)の周辺は反発している。安里氏の事実上の選挙母体となる「新しい沖縄を創る会」幹部は「公開討論会や世論調査の実施など公平、公正な選考を選考委員会にはお願いしていたが、全く音沙汰もなく残念だ」と批判した。

 「創る会」は6日に、那覇市牧志の沖映通りに後援会事務所を開設する。同幹部は「予定通り事務所開きは行う」と語り、引き続き出馬に向けて運動を展開するとした。

 一方、2日に会見を開き、知事選への意欲を表明した古謝景春前南城市長(63)の選対本部長を務めた座波一県議は「選考委員会の決定を尊重する。佐喜真氏擁立についてはコメントする立場にない」と述べるにとどめた。