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「にんじん麩」快進撃 「規格外を粉末に」ヒント結実 読谷村

読谷にんじんチャンプルー麩をPRする真栄田武さん(中央)と仲宗根悦子さん(右)、町田隆さん=読谷村地域振興センター

 【読谷】ニンジンの拠点産地として沖縄県の認定を受けている読谷村で、ニンジンの粉末を練り込んだ「読谷にんじんチャンプルー麩」が好評だ。4月から村喜名のファーマーズマーケットゆんた市場で販売し、当初の販売目標の年間3千袋にわずか3カ月で迫り、追加の製造が決まった。ニンジンの粉末は市場に出ない規格外のニンジンを使っており、生産者の収入増にもつながっている。

 ニンジン麩はJAおきなわゆんた支店女性部が規格外のニンジンを買い取り、粉末化。かりゆし製麩(南風原町)と共同で製造している。

 読谷がニンジンの拠点産地に認定されたことで加工品開発が進んだ。ドレッシングや菓子類などの開発が進む中で、日持ちがする麩とニンジンの粉末を組み合わせることが提案された。

 女性部の仲宗根悦子部長は「卵と絡めて野菜チャンプルーにしたり、みそ汁に入れたりしてもおいしい。県外からも人気」と紹介。ニンジンの粉末を使ったクッキーやカステラなどの加工品も視野に入れている。

 これまで規格外のニンジンは畑で捨てられたり、家畜のえさになったりすることが多く、収入につながっていなかったという。ゆんた市場生産者会の真栄田武会長は「お金にならなかったものが、お金になることで助かっている」と話した。JAおきなわゆんた支店の町田隆副支店長は「粉末にすることでニンジン嫌いな子でも食べられる。女性部の活性化にもつながり、読谷ニンジンの発信の足掛かりになれば」と期待を寄せた。

 「読谷にんじんチャンプルー麩」は1袋40グラムで150円(税込み)。問い合わせはJAおきなわゆんた支店組合員課(電話)098(958)7240。