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【南大東】南大東小学校創立110周年・南大東中学校創立70周年の記念式典(同記念事業実行委員会主催)が8日、村池之沢の村立南大東小中学校体育館で開かれた。
在校生や保護者の他、村内外の卒業生ら約250人が参加。島を切り開き教育に力を注いだ先人たちに感謝し、記念すべき節目を盛大に祝った。学校運営に尽力した14人と14団体に感謝状も贈られた。
小学校の2018年3月末までの卒業生は2958人、中学校は2695人。現在は小学生96人、中学生32人。
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開式の言葉の後、参加者全員で校歌を斉唱した。金城淳校長は「先人たちが築いてきた素晴らしい歴史を受け継ぎ、誇り高き南大東小中学校の一員としてそれぞれの夢に向かって努力していきましょう」と式辞を述べた。
同記念事業実行委員会会長の沖山恒久教育長は「先人たちは、島の開拓から8年目で子どもたちの教育に心血を注いだ。これまで多くの優秀な人材が育っている。教育立村を掲げ、これからも村挙げて教育に力を注ぐ」とあいさつした。
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71代生徒会長の野村茉紘(まひろ)さんは「あらためて学校の歴史の重みを感じている。先人たちのフロンティアスピリットを礎に、勇気を振り絞って前へ進むことを誓う」と力強く語った。
南大東島は1900年から開拓が始まり、08年7月1日に民家を借りて授業を開始したのが小学校の創立記念日になっている。中学校は48年に開校した。【琉球新報電子版】