【宮古島】非常に強い台風8号が接近している宮古島地方には10日午前、暴風警報が発令され、各地で避難所に避難する市民らの姿が見られた。
宮古島地方は10日午前中に暴風域に入った。市内では10日深夜から朝方にかけ、早めの避難の呼びかけや伊良部・池間の両大橋の通行止めを案内する防災無線の声が響き渡った。
雨風は午前9時ごろから次第に強くなり、今後夕方から夜にかけてさらに強くなる見通し。市内では強い風で樹木がしなり、信号機の電柱が揺れる様子も確認できた。
宮古島市役所平良庁舎に開設された避難所には、近隣住民らが身を寄せた。
友人と一緒に避難してきた60代女性は「明日の朝までいるつもりだ。戸締まりなど台風対策はしっかりしてきた。自宅はめったに停電しないが、それでも1人で家にいるのはやっぱり怖い」と不安げな様子で語った。【琉球新報電子版】