【糸満】6月25日に糸満市で開催された「南部地区老人クラブ ペタンク大会」(南部地区老人クラブ連合会主催)で、29回目の大会で初めて離島からの参加があった。参加したのは久米島のチーム「西銘」の4人。残念ながら予選敗退となったが、主催者推薦で、9月の県大会「ねんりんピックペタンク交流大会」に出場する。チーム「西銘」の譜久里広貞(こうてい)さん(88)は「上には上がいることを知った。県大会までにさらに技に磨きをかけたい」と意気込んだ。
2014年、県ペタンク協会が久米島町に普及に訪れたことがきっかけで、じわじわと人気を集めている。18年5月には第1回大会が町内で開催され、28チームが参加。チーム「西銘」が優勝し、南部地区大会への派遣が決まった。
島内の公民館前広場で練習を重ねてきた。山元康子さん(64)は「みんなで一緒にできるから楽しい」と笑顔を見せた。上江洲智隆さん(82)も「つえをつくような年でも楽しめる競技で、練習は楽しい」と続く。
譜久里さんは「もっと練習しないと勝てない」と技術向上を誓う。盛吉秀雄さん(83)は「仲間がこんなに真剣だと、こちらも真剣になる。この年になってもこんな仲間がいるなんて、幸せだ」と話し、「(試合に)勝つともっとうれしくなるはず。県大会ではいい成績を残せるよう、またみんなで練習したい」と話した。