ベビー用品などを取り扱うアカチャンホンポを全国で展開する赤ちゃん本舗(大阪市、佐藤好潔社長)と県内スーパー最大手のサンエー(宜野湾市、上地哲誠社長)は13日、アカチャンホンポの県内初出店に向けてパッケージライセンス等基本契約を結んだと発表した。2019年夏に浦添西海岸に開業予定のサンエーに、アカチャンホンポの沖縄1号店をオープンさせる。
同契約により、アカチャンホンポは商品ブランドの使用を認め、接客サービス手法などをサンエーに伝えていく。沖縄店の運営はサンエーが行う。アカチャンホンポの経営方針を維持しながら、サンエーのノウハウを店舗運営に生かす。
アカチャンホンポは全国34都道府県に112店の直営店を展開。出生率が高く、多くの外国人観光客が訪れている沖縄に進出するため、サンエーと提携を結んだ。県内の店舗で販売する商品は、サンエーの物流網を活用して運び入れる。
アカチャンホンポは店舗で取り扱っている商品の半数以上をオリジナルブランドで占めることが特徴という。全国で展開している店舗は面積が約1300平方メートルで、サンエーに開店する沖縄1号店も同規模程度となるという。
那覇市内で会見した上地社長は「アカチャンホンポはお客さまに寄り添うサービスを提供している。それを実現して多くの人たちに喜んでもらいたい」と期待を込めた。佐藤社長は「サンエーと連携しながら沖縄の人たちに喜んでもらえるようなお店づくりをしたい」と決意を述べた。