高校修学旅行、沖縄1位 県調査、5年連続 平和、文化、自然そろう


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 沖縄県観光振興課は13日、2017年度の教育旅行推進強化事業の一環でまとめた修学旅行に関する調査結果を発表した。16年度に高校の修学旅行訪問先として全国1位(5年連続)、中学は全国6位(5年連続)だった。

 調査は「教育旅行年報」から引用した。訪問先は高校、中学とも1位は「沖縄平和祈念公園・平和の礎」、高校は2位が首里城、3位がひめゆりの塔・資料館。中学は2位がひめゆりの塔・資料館で、3位が国際通りだった。

 県が郵送調査した「修学旅行で重視している活動」は高校、中学ともトップ3は同じで、1位は平和学習、2位は自然・環境学習、3位は歴史学習だった。学校への直接ヒアリングでは「平和学習、異文化体験、自然体験の3要素がそろう、本土では体験できない国内訪問先として貴重」などの意見があったという。

 嘉手苅孝夫文化観光スポーツ部長は「修学旅行は沖縄観光の平準化や将来のリピーターにつながる重要な観光分野だ。今後とも修学旅行の誘致、学校側の満足度の向上にしっかり取り組みたい」とコメントした。県は調査結果を受け、各種観光関連施策に反映させたい考えだ。