佐喜真氏出馬に理解 地元市議団、知事選支援へ


この記事を書いた人 大森 茂夫

 【宜野湾】11月18日投開票の県知事選に向け、自民党県連などでつくる候補者選考委員会が擁立を決定した宜野湾市の佐喜真淳市長が15日、市議会与党市議団らと市内で会合を開いた。市議団は出馬に理解を示し、知事選に向けて佐喜真氏を支援する方向性を確認した。佐喜真氏は立候補に意欲を示しており、地元の理解を得て出馬の可能性が一層濃厚になった。

 擁立決定後、佐喜真氏が地元関係者と公式な会合を持つのは初めて。複数の参加者によると、佐喜真氏から出馬に向けた明確な発言はなかったが、市議団からは「(出馬するなら)頑張っていこう」と前向きな発言があった。出馬した場合に実施される宜野湾市長選について、後継候補の選考を急ぐ必要性を指摘する声も出た。

 会合後、佐喜真氏は記者団に対し「いろいろな方々から意見を聴取しながら、最終的な判断をしたい。今日はその第1弾だ。選考委に答えを返せるような環境をつくりたい」と述べた。今後、後援会や経済界などからも意見を聴取する。

 会合では9月9日に実施される宜野湾市議選についても協議し、与党市議団の全員当選に向けガンバロー三唱で締めくくった。