【中国時報】一家、一酸化炭素中毒 台風で締め切り影響か


社会
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 12日午前5時ごろ、台中市西屯区の一戸建て住宅で一酸化炭素中毒が発生した。現在、子ども2人を含む6人が病院で検査を受けている。祖父によると、息子が市場で仕事をしており、当日朝4時に帰宅し、風呂に入ったという。恐らく、この間の台風「マリア」(台風8号)が通過した際、家族が家のすべての窓を閉めたまま、その後も開けなかったことから、家の中に一酸化炭素がたまり、中毒になったと考えられる。

 一酸化炭素の中毒事故は、冬に多く発生すると思われがちだが、真夏でも窓を閉めきって室内クーラーを使用することから、夏でも屋内に一酸化炭素が充満し、中毒になることがあるという。定期的に空気を入れ換えることが重要だ。消防局によると、午前5時すぎに通報を受けて駆け付けると、浴室に人が倒れており、意識は鮮明であったが、体は動かなかったという。現場では他にも一酸化炭素中毒と思われる人が5人もいたという。11歳と3歳の子どももいたが、幸い命に別条はなさそうだ。