【嘉手納】嘉手納町民の健康診断の受診率を向上させようと、沖縄県嘉手納町は「野國總管商品券」(500円分)を受診者に抽選でプレゼントする取り組みを実施している。嘉手納町の受診率は県平均に比べて低く、本年度の受診者数は532人と、昨年度の同時期に比べて減少しているが、町の担当者は「早期発見で治療できるものがある」と受診を呼び掛けている。
対象は、町内で実施されている集団健診を受けた19歳以上の町民。商品券が当たった松田千代さん(78)は「住民の受診率を向上させるのでいい取り組みだと思う。当たった商品券は買い物に使いたい」と満足そうな表情だった。
商品券を発行している町商工会の城間盛尚事務局長は「商品券の認知度の向上や、地域の人が地域のお店を利用するというメリットもある。(抽選により)町民の健康につながればいい」と期待する。
商品券が当たる抽選を受けられるのは、9月2日に町役場で実施される集団健診まで。