浦添運動公園から「ANA SPORTS PARK 浦添」へ ANAが命名権取得


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浦添運動公園が10月から「ANA SPORTS PARK 浦添」の愛称となることを発表した松本哲治市長(左)とANAの志岐隆史副社長=18日、浦添市役所

 【浦添】浦添市の浦添運動公園と公園内の各施設の命名権(ネーミングライツ)を全日本空輸(ANA、平子裕志社長)が取得した。同公園の愛称は「ANA SPORTS PARK 浦添」となる。公園内の野球場や体育館など各施設の名称は今後決定する。契約金は非公表。契約は2018年10月から3年間。

 浦添市は今年1月、年間2千万円の契約金で命名権のスポンサーを募集。ANAを含め4社から応募があり、事業内容や命名期間、愛称が市民に親しみやすいかなど9項目を審査し、ANAを選定した。

 浦添運動公園は市民球場で毎年、プロ野球の東京ヤクルトスワローズが春季キャンプを張るほか、今年10月にはてだこ祭りが開催される。公園内に愛称を記した看板が設置するほか、公園内の施設の改修も検討している。

 18日、浦添市役所で開かれた発表会見で、ANAの志岐隆史副社長は「浦添市の今後の発展に可能性を感じており、共に大きな飛躍を遂げていきたい。広告効果も十分に取れるだろうと確信している」と述べた。

 松本哲治市長は「浦添市は国内外に向けたまちづくりを目指しており、世界に打って出ているANAという素晴らしいパートナーに出会えた。市民、県民、観光客に足を運んでもらい、ANAファンになってもらえるよう取り組みたい」と語った。

 浦添運動公園は全天候型の陸上競技場、体育館、多目的屋内運動場、相撲場、温水プールまじゅんらんどなどがある。【琉球新報電子版】