【国頭】米軍ヘリCH53Eが18日午後4時半ごろ、国頭村にある安波ダム上空を低空で旋回している様子をチョウ類研究家の宮城秋乃さんが確認した。同型機は昨年10月に東村高江の民間地で不時着・炎上している。
宮城さんによると、午後4時半にヘリが2機編隊で安波ダム上空を低空飛行で旋回し、飛び去った。その15分後、再び2機が低空飛行でダム上空で旋回した。宮城さんは「安波ダムを旋回のポイントとして訓練しているように見えた」と話した。
国頭村議会は昨年10月、水源地上空における米軍機の飛行禁止を求める決議を全会一致で可決させた。
宮城さんは「村議会も水源地上空における飛行の禁止を求めているのに、米軍は無視して続けている。米軍基地やヘリパッドがある限り、この状況は変わらないのか」と憤った。【琉球新報電子版】