校歌探訪 久米島町立仲里小学校


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎

 海が近く、豊かな自然があふれる久米島町謝名堂の町立仲里小学校(山里昌樹校長)。1882年に真謝小学校として設立。当時は男子のみの80人だったが、97年に女子2人が入学。その後、校舎を謝名堂に移し、仲里尋常小と改称。1951年に仲里小となった。現在は131人が通う。
 校歌は54年に制定された。作詞は町出身の作詞家で、久米島小や大岳小などの校歌も書いた宮里静湖(正光)、作曲は糸洌長良。歌詞は明快で、低学年でも分かりやすい。一番は「山はさみどり」、二番は「海は黒潮」、三番は「空は青空」と色が使われている。山里校長(55)は「色で地域の豊かさを表し、島を誇りに思って世界で頑張ってほしいという願いが込められているのではないか」と説明する。