日頃の思い、少年の主張に 「普通」考えた 東さん最優秀 糸満市


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第33回糸満市少年の主張大会

 【糸満】第33回糸満市少年の主張大会(主催・市教育委員会、市青少年健全育成市民会議)が10日、沖縄県糸満市立西崎中学校で開かれた。市内6中学校の代表11人が出場、最優秀賞は「『普通』というものさし」と題して発表した東穂歌(ひがしほのか)さん(潮平中3年)、優秀賞は「あっちー続きし 止みらんど」の上原一路(ひろ)さん(糸満中1年)と、「私たちにできること」の久手堅千夏さん(西崎中3年)が受賞した。東さんと上原さんは、9月の島尻大会に派遣される。

 東さんは関西に転校した時、「死ね」「うざい」「消えろ」など友人たちが「普通」と思って使っている言葉遣いが普通とは思えなかったという。「人によってどう感じるか物差しが違う。『普通』の物差しを測り直してみよう」などと訴えた。