【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡る新基地建設で25日午前、辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前では砕石や土砂を積んだ工事車両176台が基地内に入った。
翁長雄志知事による埋め立て承認の「撤回」が近いとみられる中、工事車両の台数は増え続けており、政府は基地建設を加速させている。
25日午前9時ごろ、ゲート前では工事に抗議する市民ら約60人が座り込んでいた。機動隊が座り込みをしていた人たちを強制排除する間に工事車両が基地内に入った。
工事車両がゲート前の道路に連なり、一般車両も巻き込んで30分以上の渋滞が発生した。
ゲート前の渋滞に関しては6月に名護市の渡具知武豊市長が菅義偉官房長官に適切な措置を求めたが、改善されていない。【琉球新報電子版】