派遣32人、活動に意欲 沖縄県育成事業 2途上国に11日間


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 高校生が開発途上国で国際協力活動や国際交流を体験する沖縄県の「2018年度おきなわ国際協力人材育成事業」の団結式が29日、那覇市の沖縄国際ユースホステルで行われた。今回はラオスとミャンマーへ各16人ずつの計32人の県内高校生が派遣される。生徒らは団結式で派遣先での活動へ向けて決意を語った。

 同事業は高校生を開発途上国へ派遣し、国際協力や国際交流を体験することで国際的な視点を持つ人材を育成することを目的にしており6年目。ラオス、ミャンマーともに派遣団は30日に沖縄を出発し、11日間の日程をこなして帰沖する予定だ。

 団結式で、ラオス派遣チームの金城伶奈さん(那覇西高校3年)は「たくさんのことを吸収して帰ってきたい」と誓った。

 ミャンマー派遣チームの横田花音さん(与勝高校2年)は「帰る頃にはたくましくなったところを見せることができると思う」と話し、積極的な活動へ意欲を見せた。

「おきなわ国際協力人材育成事業」の結団式に出席し、派遣先のラオス、ミャンマーでの活動に意欲を見せる高校生ら=29日、那覇市の沖縄国際ユースホステル