【中国時報】脳梗塞の父世話、8歳児童模範生 家事こなし学業優秀


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 南投県中寮郷の永康小学校に通う8歳の田采凰は、中華民国内政部が評定する2018年度全国親孝行模範生に選ばれた。全国各県市から31人が選ばれ、田さんは最年少。蔡英文総統からも表彰され、台湾全土の学校教師・学生の誇りとなった。

 田さんは、父親が脳梗塞で倒れ、自力で生活することができない中、毎日、自分より頭一つ分高い車いすを押しては、父親の回復を願って懸命に世話をしている。家族は父と兄。全て2人でこなすが、決して勉強の努力を怠らない。学業奨学金も自分で獲得し、家計に負担を掛けまいと頑張っている。

 洗濯、掃除、料理、風呂など家事全般を自分でこなす。それでも遅刻したことはなく、学校でも自宅でも時間を見つけては勉強している。学業・品行ともに優秀な生徒だ。近所に住む人たちからも優しい子として評判が高い。