しまくとぅばで創作劇 沖縄ハンズオンユース倶楽部 あす那覇で上演


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 【中部・那覇】しまくとぅば創作郷土劇「琉球ぬ座盛上人2018移民編」が2日、那覇市のぶんかテンブス館で開かれる。しまくとぅばの継承などに取り組む沖縄ハンズオン(北谷町)の子どもたちが中心になってつくる「沖縄ハンズオンユース倶楽部」のメンバーらが出演する。出演者らは7月26日、沖縄市の福祉文化プラザで稽古に励んだ。

稽古に励む沖縄ハンズオンユース倶楽部のメンバーら=7月26日、沖縄市の福祉文化プラザ

 同劇は、琉球王国時代から現代までの沖縄の歴史や文化をしまくとぅばで演じる。ハワイの県系2世で米陸軍の通訳兵として沖縄戦で従軍した比嘉武二郎さんの体験や、家族の旅立ちを見送る沖縄民謡「だんじゅかりゆし」を題材に、ウチナーンチュのアイデンティティーを描いた。三線や太鼓などの楽器演奏も子どもたちが中心となって担う。

 赤嶺龍風さん(21)は「教科書では学べない沖縄移民の歴史をひもときながら、海外のウチナーンチュたちの功績、世界に誇るウチナー肝心(チムググル)を舞台を通して伝えたい」と呼び掛けた。

 公演は午後5時と午後7時から。入場料は大人1500円、高校生1130円、小中学生750円。問い合わせは沖縄ハンズオンNPO(電話)098(936)6868。