夜間、嘉手納に着陸 普天間のCH53 整備する様子も


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整備士による検査を受ける大型輸送ヘリCH53E=1日午前1時ごろ、米軍嘉手納基地(読者提供)

 【嘉手納】米軍普天間飛行場所属の大型輸送ヘリCH53E1機が7月31日午後11時45分ごろ、米軍嘉手納基地に着陸した。

 8月1日午前3時ごろまで、周辺で緊急車両が待機する中、整備士が機関砲部分などを検査する様子が確認された。同機は1日午後6時ごろに嘉手納基地を離陸し、普天間飛行場に戻った。

 米海兵隊は取材に対し「航空機は指定された訓練区域で定期的な訓練作業を実施していた」と回答するのにとどまり、整備理由については答えなかった。

 沖縄防衛局は取材に対し「目視で午後11時ごろにCH53が着陸したのは確認しているが、緊急着陸したとの情報は承知していない」と答えた。

 日米合意の航空機騒音規制措置(騒音防止協定)では、午後10時以降の夜間飛行を制限している。普天間飛行場周辺では、7月から夜間騒音が常態化しており、同26日には佐喜真淳宜野湾市長が沖縄防衛局を訪れ、抗議している。【琉球新報電子版】